
ロボアドバイザーの「THEO」が手数料が最大35%オフになる「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」を発表しました。
この手数料は2019年4月からが対象期間となり、割引手数料は2019年8月より適用されます。
仕組みが少し複雑なので、くわしく解説しますね。
THEOの新しい手数料体系「カラーパレット」について
自分の運用開始からの入金額-出金額の合計(カラー基準額)で自分のカラーが決まり、そのカラーによって5段階の手数料が適用されるというものです。
カラー | 手数料 | カラー基準額 |
---|---|---|
ホワイト | 1.00% | (基準なし) |
ブルー | 0.90% | 1万円以上50万円未満 |
グリーン | 0.80% | 50万円以上100万円未満 |
イエロー | 0.70% | 100万円以上1,000万円未満 |
レッド | 0.65% | 1,000万円以上 |
※手数料は年率、税別
※時価評価額3,000万円以下の部分がカラーパレットの対象。3,000万円を超える部分については手数料0.5%(年率、税別)となります。
カラー決定の対象期間
対象期間は1年を4つに分けて、3ヶ月ごとにカラーが決定されます。
対象期間:
- A: 4月〜6月
- B: 7月〜9月
- C: 10月〜12月
- D: 1月〜3月
対象期間の開始は2019年4月からです。
対象期間の翌々月に割引手数料が適用されるので、対象期間A(4月〜6月)の割引は8月〜10月分の手数料に適用されます。
カラー基準額の計算方法
カラー基準額は、運用開始から対象期間の各月末までの入金額-出金額の平均です。
例えば、2018年1月に運用開始して、対象期間が2019年4月〜6月だとすると、
- 2018年1月から2019年4月末までの入金額-出金額
- 2018年1月から2019年5月末までの入金額-出金額
- 2018年1月から2019年6月末までの入金額-出金額
カラー基準額は、上記3つの合計÷3です。
そのときの資産評価額ではなく、総入金額-総出金額です。
一度も出金していなくて、毎月積み立てだけしているとしたら、対象期間の真ん中の月までの総入金額になりますね。
カラー適用条件
カラーパレットが適用される条件が2つあります。
- 対象期間中に毎月積み立てをしている
- 対象期間中に出金をしていない
対象期間の3ヶ月間で一度でも出金したり、ひと月でも積み立てをしていなかったりすると、その期間はカラーパレットの対象からは外れて、カラー「ホワイト」になります。
毎月積み立てしていて、出金もしていなければ、基本的には手数料割引の対象になりますね。
THEO+(テオプラス)の利用者は割引対象ではない
残念ながら「THEO+docomo」や「THEO+SBI証券」などの「THEO+(テオプラス)」のサービス利用者はカラーパレットの対象ではありません。
手数料割引の制度を利用したいなら、他サービスと連携していない「THEO」に登録しましょう。
ウェルスナビとTHEOの手数料比較
ウェルスナビも基準の手数料は1%で、「長期割」という手数料割引制度がありますが、最大で0.9%までしか下がりません。
ただし、ウェルスナビの場合は毎月の積立は条件ではありません。
くわしくは、ウェルスナビの長期割のページをご覧ください。
なので、毎月積立をするかどうかでウェルスナビかTHEOを選ぶというのもいいと思います。
- 毎月積立をする → THEO (最大0.65%まで割引)
- 毎月積立をしない → ウェルスナビ (最大0.9%まで割引)
まとめ
THEOのお得な手数料体系「Color Palette (カラーパレット)」について解説しました。
毎月積立をすると、お金も貯まりやすいし、手数料も割引されるので、THEOで資産運用をする場合は、毎月積立するのがよさそうですね。