
ロボアドバイザーのTHEOを解約(全額出金)しました。
2年以上つみたて投資をして4%の利益をあげることができましたが、いろいろ考えた結果、解約することにしました。
THEOを解約した理由と、今後の投資先などについて説明します。
THEOの最終利益

THEOは、2017年4月から始めて、2019年7月まで2年3ヵ月運用しました。
初期投資額が10万円で、毎月1万円ずつ積立てて、最終的な元本金額は35万円になりました。
最終的な利益は、+15,001円(+4.29%)となりました。
これだけのプラスで終えれたのは大満足です。
↓今までのTHEOの損益実績は以下の記事に書いてあります。
・THEO(テオ)の運用実績を公開!2年以上つづけた結果
解約した理由:手数料が高い
では、なぜ解約したかというと、ずばり手数料が高いからです。
年率1%という手数料は、安いと感じる方もいるかもしれませんが、つみたてNISAなどで選べる投資信託と比べるとだいぶ高いです。
THEOは入金額と積立て状況によって手数料が最大0.65%まで下がる「カラーパレット」という仕組みがありますが、それでもまだ高いです。
しかも明記はされていませんが、ETFの信託報酬分は手数料に含まれていません。
最初は手数料の中に信託報酬も含まれているものと思っていましたが、信託報酬は手数料とは別にかかっています。
隠れコストというやつです。
投資配分を自動で決めてくれたり、リバランスも自動でやってくれるので、その分、少し手数料が高いんですね。
投資初心者や、いろいろ調べたり比較したりするのが面倒という方には、とてもいいサービスだと思います。
解約後の投資先:つみたてNISA
解約後の投資先は、つみたてNISAです。
今までTHEOに積立てていた分も含めて、毎月3万円をつみたてNISAの投資に当てています。
つみたてNISAの場合は、自分で投資信託を選んで、投資の配分も考えなくてはなりませんが、その分手数料も安くすみます。
また、つみたてNISAの場合は最大20年間、運用利益が非課税になります。
つみたてNISAも提示されている信託報酬のほかに隠れコストが発生しますが、楽天全米株式インデックスファンド(通称 楽天VTI)ならば、信託報酬が0.1596%、隠れコストを含めても0.3%以内には収まっています。
長期投資で複利運用の場合、コンマ数%の差が大きく効いてくるので、運用手数料はなるべく小さいに越したことはないです。
つみたてNISAでは以下の2つの投資信託に積立て投資しています。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
↓くわしくは、こちらの記事をどうぞ
楽天証券でつみたてNISAを始めてみた。おすすめ銘柄も紹介!
解約時の注意点
解約時の注意点があります。
- 全額出金して口座維持はできない
- 出金まで7営業日ほどかかる
- 積立設定が残っていた場合は、後日また出金
- 解約した年は口座を再開設できない
全額出金して口座維持はできない
THEOで全額出金する場合は、口座自体を解約しなければなりません。
ちなみに、ウェルスナビ(WealthNavi)の場合は全額出金して口座を休眠状態にして維持しておくことができます。
出金まで7営業日ほどかかる
解約の申請をしてから全額出金されるまでは約7営業日かかります。
実際に私が解約したときは、5営業日で自分の銀行口座に振り込まれました。
積立設定が残っていた場合は、後日また出金
積立設定をしている場合は、次回の積立分の取り消しが間に合わない場合があります。
解約時に積立の解除が間に合わなかった場合は、一度THEOに入金されてから改めてその分が出金されます。
解約した年は口座を再開設できない
解約した場合、その年の12月31日までは口座を再開設することができません。
翌年の1月以降であれば、開設することが可能です。
解約手数料は無料
THEOを解約するときに手数料は一切かかりません。
安心して解約しましょう。
全額出金されるまでの流れ
THEOに解約の申し込みをしてから、全額出金されるまでの流れを説明します。
私が解約したときの例です。
・月曜日の夜に解約申し込み
・金曜日(4営業日後)の夜に「出金にむけてETFの売却・為替交換を進めています」というメールがくる
・次の週の月曜日(5営業日後)の昼に銀行口座に全額出金される
・その日の夜にTHEOから解約完了のメールが来て、THEOの表示が0円に
まとめ
THEOは投資信託を自分で購入する場合と比べると手数料が高いということが分かり、解約(全額出金)しました。
今までTHEOに積立てしていた分は、つみたてNISAの投資に回しました。
THEOは、投資初心者にはいいサービスですが、自分で投資信託を選べるのなら、つみたてNISAなどでインデックスファンドを組み合わせて投資する方が手数料が安くすみます。
つみたてNISAを始めるなら、多くの投資家に人気のある「楽天全米株式インデックスファンド」を取り扱っている楽天証券がおすすめです。