maker手数料、taker手数料とは?(仮想通貨売買)

maker手数料とtaker手数料

ビットコインなどの仮想通貨を取引所で売買するときに、「maker手数料」「taker手数料」と手数料の種類が分けられている場合があります。

この「maker」「taker」とは何なのか?を解説したいと思います。

makerとtakerとは?

maker, taker の意味は以下のように定義されます。

  • maker ・・・ 取引板に注文を並べること
  • taker ・・・ 取引板に並んでいる注文を消費すること

取引板

具体的な取引板で説明します。

上の画像のような状況の場合、629,100円で「買い」を注文すると、すでに「売り」の注文があるために売買成立で「taker」となります。
629,000円で「買い」を注文すると、「売り」の注文はなく、売ってくれる人を待たなければならない状態になるので「maker」となります。

成り行き注文の場合は必ずtakerになりますが、指値注文の場合はmakerにもtakerにもなりえます。
また、「買い」か「売り」かは、maker/takerに関係ありません。

makerは売買不成立の可能性あり

makerとして注文した場合は、売買が成立しない場合があります。
(その場合は手数料はかかりません)

今よりも安い値段で買いたいといって注文を出しても、その値段で売りたいという人が現れなければ、注文は残ったまま処理されないからです。

確実に売買したいなら、手数料が多少高めでもtakerで注文する必要があります。

各取引所の売買手数料

各取引所でのビットコインの売買手数料をまとめました。

maker手数料 taker手数料
bitbank -0.02% 0.12%
Zaif 0%(無料)
コインチェック 0%(無料)
bitFlyer 0.01〜0.15%(直近30日の取引量による)

(2019年7月13日現在)

取引所の板注文ではなく、販売所などで購入する場合は上記よりも多くの手数料がかかります。
また、手数料は変更する可能性があるので、適宜、公式サイトで確認してください。

マイナス手数料とは

仮想通貨取引所の「bitbank」ではマイナス手数料を設定しています。
(maker -0.02%)

マイナス手数料とは、ビットコインを売買するたびにボーナスとして現金がもらえるということです。

たとえば、1BTC=50万円のときに、1BTCをmaker注文で購入したとすると、その0.02%分の100円がもらえます。

なんだかすごいですね。

まとめ

maker手数料とtaker手数料の違いと、各取引所でのビットコイン売買手数料を解説しました。

手数料はそんなに高くはないので、確実に売買したい場合はtakerになることをおすすめします。

マイナス手数料を狙うなら、「bitbank」ですね。

bitbank